トルコ料理
世界三大料理といえば、中華料理とフランス料理。
あとひとつは……トルコ料理なんですよね。
日本料理はないの?
イタリア料理だってスゴイぞ!
タイ料理だって、インド料理だってうまいぞ〜〜。
と思うのですが、定義されているのはトルコ料理です。
さて、その真価は???
ズバリ、うまいっ!!
いやもうまじ、めちゃくちゃうまいっ!
こんなの、日本で食べたことなかったよ。
想像していたのと全然違う。初めての味覚です。
それは、ヒトコトで言うと、「やさしい味」です。
ケチャップとかマヨネーズとか、オイスターソースとか、
そんな調味料の味とは、対極にあります。
辛いとか塩味とか、そんな単純な味じゃないんです。
スパイスを効かしてるんだろうけど、
何のスパイスか感じないくらい控えめです。
素材の苦味が、スパイスでマイルドになっています。
何なんですか?この落ち着いたおいしさは??てかんじです。
しかも、エキメッキ(パン)が、
めちゃくちゃおいしいんですよ。
外はパリッとしていますが、
バケットほど厚い皮ではありません。
ガブリッ!といける柔らかさで、中はふわふわです。
「パンでお腹ふくらましちゃイカン!」て思うんですが、
オリーブのパテを付けて、ついつい食べ過ぎちゃいます。
「サバサンドを食べろ!」て日本で、3人の人から言われました。
どうせ、揚げたサバに、
バルサミコソースみたいのがかかってるんだろ。
と思っていましたが、食べてびっくり!!
何なの?このシンプルな味は!
3枚に下ろしたサバを鉄板で焼いただけ。
そのまんま。骨もついたまま。
レタスとタマネギといっしょにエキメッキにはさんだだけ。
バターもチーズも塗ってない。
なのに、こんなにオイシイの〜〜?
屋台で回転しているドネルケバブも、
エキメッキに、はさんだだけ。
もしくは、米に乗せただけ。なのに、なんで?
あと、スープもうまいんよ。
レンズ豆のメルジメッキチョルパス。
トマト味のドマテスチョルパス。どれもやさしい味です。
なんせ豚肉を使っていませんから、
朝食にベーコンはありません。
ウインナーやサラミもイマイチです。
しかしね、それに余りある、エキメッキのおいしさです。
あと、今回、とりこになったのが、
パトルジャン サラタス
焼きナスをぐちゅぐちゅにしたものなんですが、
未知の味でした。
ちょっとねばねばしていて、毎日食べたい味です。
焼きナスの入ったマリネも、いけます。
トルコでは、ナスが、いい仕事してるんですよ。
シシケバブ(串肉)やキョフテ(ハンバーグ)は、
日本で食べるよりおいしかったけど、
1回食べればいいかな、てかんじでした。
それよりも、羊肉は煮込み料理のほうが、おいしいです。
きっとお酒を飲まないから、こんなやさしい味になるんですよ。
欧米人は、赤ワインとかといっしょに食べるから、
だんだんきっつい味になってしまうんです。
結局、現地で食べたトルコ料理は、
現地の気候も、現地の湿度も、現地の匂いも、
関係ありませんでした。
「ビールもワインも無しで食べさせられた。」
それが、東京で再現できない、トルコ料理でした。
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